三浦 あゆみ

毎日のちょっとした変化。
普段は見せてくれない顔を引き出せること。
それは介護職の特権だと思います。

わたしでも、大丈夫なのだろうか…

わたしは高卒で入りましたので、当時は

「高卒でもやっていけるのか…」
「社会経験のない自分でも続けていける仕事なのだろうか…」
「そもそも介護自体、うまくできるのか…」

など、そんなことがぐるぐると頭の中をまわっていたように思います。

こちらに就職したきっかけとしては、学生時代に実習で訪れていたことが一番大きいかなと思います。配属先は実習中の部署とは違いましたが、知っている職員さんがいたこと、関わった利用者さまがいたことがすごく心強かったこと。いまでもよく覚えています。

あとは、実家が近いんです。なので、通いやすいのも助かっていますね。

ささいな変化。
身内のように関わってくれること。
そして、研修の充実。

わたしにとっては、日々のささいな変化。これが、わたしにとってはうれしいこと、楽しいことにつながっています。

たとえば、いつもは声の出ない利用者さまでも、介助の仕方、声掛けの工夫、関わり方を少し変えたりすることで、発語や笑顔を引き出せたり…。特にわたしのフロアには重度の方、寝たきりの方が多いので、ちょっとした変化自体が大きなことだと思っています。普段は見せてくれない顔を引き出せるのは、わたしたち介護職の特権だと思っています。

お話ができる方でも、他人ではなく、家族、身内のように関わってくれる利用者さまもいます。いずれ最期を迎える場面が多い特養。家族のようにみてくださるのはとてもうれしいことだと思います。

そんなやりがいはもちろんのこと、これからのぞみ荘に来てくださる方にお伝えしたいのは、勉強会や研修の充実です。リスク、排せつ、感染症などなど、勉強会や研修は内容が濃いものが多いのできっとためになりますし、身につくものも多いと思いますよ。